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モノづくりとコトづくり

だったらシオールンが書けばいいじゃないですか! とメープルが逆ギレ気味にブログ当番をずっとすっぽかしているうちに、8月ももうすぐ終わろうとしています。いくら暑いからといって逆ギレするのはどうかと思いますし、いくらなんでも3週間更新しないというのは、このブログがはじまって以来5年、これまでなかったことなので(だと思うので)、正直あせって記事を書きはじめております、シオールンです。ごぶさたしておりました。僕はこの暑さにも負けず、夏かぜもひかず、山で蚊に刺される(食われる?)こともクマに襲われることもなく、海でクラゲに刺されることもサメに襲われることもなく、日焼けの心配もまったく必要ないまま8月最後の日曜日のきょうもはりきって会社の机に向かっています。みなさま今年の夏はいかがお過ごしでしたか?

さて、はりきっていきましょう。
先日、編集部に届きました新刊の写真です。
圧巻!「クロエとエンゾー」の見本.jpg
辻仁成さんの新刊『クロエとエンゾー』です。
明日8月30日配本、今週半ば(9月1日〜2日)ごろから書店に並びはじめます。辻さんにとっては『右岸』以来2年ぶりとなる長編小説です。3年前の夏「きらら」で連載がはじまり(2007年8月号)、昨夏(2009年7月号)連載が終了した本作が、いよいよ単行本となって刊行されます。2年にわたる連載期間からこの作品とお付き合いさせていただいていた身としましては、上の見本が届いたいまもう興奮を抑えきれない心境です。物語は、大学生のエンゾーとある女性の衝撃的な出会いからはじまります。クロエという名前らしきその女性の存在はエンゾーのなかで大きく膨れあがり、エンゾーは再会のときを待ち焦がれます。それと並行して、大学院生のエンゾーが30歳以上年上の女流作家・伊東春雨の前に現れ「ぼくをあなたの恋人にしてください」と迫るエピソードが語られはじめます。第一部ではエンゾーを介したこのふたつの物語が、読み進めるうちにいつのまにかシンクロしてゆき見事に第二部の入口へたどりつきます。その緻密な構造など、ここに詳細をいろいろと書いてしまいますと、すごくもったいない気がしますのでこのくらいにしておきますが、その後第三部、第四部とつづくクロエとエンゾーの果てしない物語が幾重にも幾重にも折り重なっていき、読者のみなさまに“小説の圧倒的な力”を感じていただける作品に仕上がっているはずです。個人的にはイッキ読みがおすすめです(しかも再読したくなりますよ)、秋の夜長の読書の時間にぜひお伴させていただきたい1冊です!

*勝手に「クロエとエンゾー」編集後記*
近ごろ「電子出版」という言葉を編集部のなかでも外でもよく耳にするのですが、この『クロエとエンゾー』の見本が届いたとき、やっぱりこの作品は「本」で手にとってもらいたい、「本」ってやっぱりいいなーと僕は素直に感じました。すべては、存在感のある美しい装丁を提案していただいたデザイナーの方のお陰なのですが、今回は編集を進めているあいだ、「本」をモノとしてだけでなくコトとしていろいろと考えました。ダウンロードで小説を購入するコトと、書店でじっさい「本」を手にとるコト。モニター上でページをめくるコトと、じっさいに紙に触れページをめくっていただくコト。モニター上のテキストを目で追うコトと、読みやすく文字組みされ一枚一枚紙に印刷された文章を読むコト。この「本」の編集も終盤にさしかかったとき、モノづくりはコトづくりに確かに繫がる、という認識が強く僕に芽生えました。「『本』の世界をぼくたちは応援していますから」先日デザイナーの方に見本をお届けしたときいただいたこの言葉は、半人前の編集者にとってこの上ない励みになりました。『クロエとエンゾー』という「本」はモノづくりとしてだけでなくコトづくりとしても、祝福された作品に仕上がっていると思います。ぜひ、じっさいに手にとっていただきたいです。

投稿者 シオールン : 2010年08月29日 13:20

お盆休み前

きらら9月号、佳境です。がんばってます。

こんにちわ、タリーズリです。

お盆休みを前に、きらら編集部、大忙しです。
(年末進行にくらべると、まだ緩やかではありますが)

きらら9月号を入稿しながらも、
きらら10月号、11月号の対談準備をしています。
まだ8月が始まったばかりだというのに、
もう年末に近づいているような気分です。

ちょっとトラブルも発生中。
がんばります。

投稿者 タリーズリ : 2010年08月06日 19:19

おもちゃ箱

いつのまにか8月になってますっ。
きょうも焦って仕事してますメープル&ハニーです、
みなさんこんばんわー☆

タリーズリさんがたったいま外回りから戻ってきました。
外は風があるみたいですが、
「もわっと蒸し暑い」らしいです。

シオールンは単行本のオビの言葉に関して、
ずーっと、今週に入ってからずーっと、
頭を抱えています。

あたしは9月刊予定の文庫本のゲラを、
また読み直しています。

そんなさなかに「きらら9月号」のゲラやとびらのラフが、
それぞれの担当者に回ってきます。
机の上は、
おもちゃ箱をひっくり返したような状態です。
しばらくこの状態がつづきそうです。

投稿者 シオールン : 2010年08月04日 19:33