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10月も終わり
やることリストが埋まったままです。
こんばんわ、タリーズリです。
今日ようやくきららのデータをピックアップしましたっ!
今回のカバージャケットはものすごくかわいいイラストなので、
いまから色校が楽しみです。
んで、ようやく12月号きららが一時的に手が離れたのですが、
12月刊文庫のネームを考えたり、ゲラを読んだり、
1月刊文庫も気になってしょうがないし、
年末進行に向けて、
少しずつ早め早めに取りかかっているきらら対談も、
来週には次号分を予定しているため、
その準備もしたいし、ちょっと時間が足りません……。
もう来週月曜、会社に来ようと決めたら、少し気が楽になりました。
(ちなみにその祝日3日は、父と父の伯母のお誕生日です)
今日で10月も終わり、明日から11月。今年も残すところ2ヶ月。
月に一度のシオールン日記が今月はなかったわあ、
と気づいてしまったシオールン日記ファンのみなさん。
次はシオールンが登場(予定)なので、しばらくお待ちくださいね。
投稿者 タリーズリ : 2008年10月31日 18:55
できました
これまでの編集人生のなかで、
今がいちばん忙しいかもしれません。
ルノアルーンです、
助けてください。
さて、先日アナウンスした文庫「戦場のガールズライフ」の見本誌が届きました。

可愛いです! 可愛すぎます!
来月7日発売ですので是非手にとってみてくださいね。
しつこいようですが、豊島さんの解説も素敵です☆
では業務に戻ります。
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月30日 17:53
ただいまみなさん熱血仕事中です!
めっきり秋めいてきましたね、
きのうから、読書週間もはじまりました。
今年の読書週間の標語は、
「おもわぬ出会いがありました。」だそうです。
ステキですね! メープル&ハニーです☆みなさんこんばんわ~。
会社のある神保町でも、
きのうから神田古本まつりが開催され、
さらには今週土曜日から、神保町ブックフェスティバルも開催されます!
そんな賑やかな街の雰囲気をよそに、
ブログのメンバーのみなさんは、だたいま静かに仕事に熱中してます。
あたしがブログを更新するため、
こうしてキーボードを叩いている音さえも目立つくらい静かです。
ルノアルーン師匠は赤ペンを片手に、
ひたすらゲラのすみずみまで鋭い視線を走らせています。
タリーズリさんは、ゆうべ録音した対談を
ヘッドホンで聴きながら超速ブラインドタッチで原稿おこし、
きのうからなんか風邪っぽい、と言ってるシオールンも、
ゲラにいろいろ鉛筆で書き込んでます。

ちなみにこれ↑は、さっきシオールンが、
体力回復のため飲んでたものです(汗)。
読者のみなさんと小説の、いい出会いのために、
あたしももう少しがんばります!
投稿者 シオールン : 2008年10月28日 19:00
うつさないでよ
慣れ親しんだ名前もあと5日。
来月から心機一転、改名します。
こんにちわ、タリーズリです。
今月のきらら対談は、日程がうまく噛みあわず、
月末にもろもろのお仕事が固まってしまいました。
今夜、対談をやり、テープを起こして原稿書いて……と、
今週は勝負の一週間です。がんばろ。
そんななか、隣の席のシオールンが風邪をひいたようで、
「うつさないでよねっ!!」と真っ先に言ってしまいました。
ごめんよ、シオールン。
風邪薬を飲んで、早く治してくださいなあ。
投稿者 タリーズリ : 2008年10月27日 14:44
三十路メンテナンス

のっけからすみません。
やることが増えてしまいました。
ルノアルーンです、こんにちは。
先週末、身内のモノから、
「さいきんの君のフェイスラインのたるみは目に余る」
という呪いのような言葉をぶつけられ、
泣きながら購入したのが上の美顔器具二点。
たるみが取れたり、小顔になったりするらしいです。
何しろ泣いてたし、慌ててクリックしてしまい、
右の器具は送料のほうが高かったです……。
二点をまとめて買えばよかった……。
久々に悲しい買い物をしました。
それだけでは飽きたらず、
昔購入した超音波の美顔器も引っ張り出し、併用。
塩風呂やら、
超音波美顔器やら、
美顔器具やら、
造顔マッサージやら、
SHINOさんの骨盤体操やら、etc...
どんどんやることが増えて時間が足りません。
ほんと三十路越えのメンテナンスは時間と金がかかってしょうがない。
では、業務に戻ります。
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月24日 16:14
編集部のおひるごはん
きのうは忙しくてブログ書けませんでした、
みなさん、スミマセン・・・・・
メープル&ハニーです、こんにちわ~。
おとといは、タリーズリさんと
ランチパスタを食べに行く時間がありましたが、
きのうに引き続き、きょうもみんなバタバタですっ。
さきほど、そんな中、シオールンがつぶやきました。
「メープル、お腹へったよ~」と、こどもみたいな言い方です。
「あたしもお昼ごはん食べてないんです・・・・」
「じゃあ、メープル何か買ってきてよ」
「はい!何がいいですか?」
「・・・・・・っと、牛丼とか」
シオールンのその言葉を聞きつけたタリーズリさんが、
「牛丼!いいね~」と、相槌を打ちます。
すかさず、打ち合わせから戻ったばかりのルノアルーン師匠も、
「あ!あたしも!」と、あたしに500円玉を1枚握らせました。
そういうわけで、ダッシュで牛丼弁当(並)4つ、お味噌汁4つ買ってきました。
(タリーズリさんは玉子つき!)
4つなのは、あたしの分も入っているからです。

丼ものは、あたしちょっと食べづらいんですけど、
ルノアルーン師匠が丼ぶりからごはんをかっこむ姿に、
思わず見惚れてしまいました、カッコイイ!!!
ごちそうさまでした!お仕事がんばります!
投稿者 シオールン : 2008年10月23日 14:14
春菊パスタ
実の妹がきららブログを
チェックしていることが判明しました。
お姉ちゃんは元気です。
タリーズリです、こんばんわ。
今日はメープルと水道橋近くのカフェまで
ランチに行ってきました。
会社からだとちょっと歩くので、
お天気のいい日や、時間があるときにてくてく通っています。
このカフェの、春菊ペーストのパスタが大好き!
春菊に替ってバジルを使う夏の間はちょっと残念でしたが、
(バジルのパスタもとってもおいしいんですけどね)
今日行ってみたら、春菊パスタが復活していました。わぁい。
相変わらずパスタの茹で加減も絶妙、ソースも濃厚でおいしかった☆
また合間をぬって、カフェに通う日々になりそうです。
*追記*
ルノアルーンのめがね娘っぷり、かなり萌えますよ。
目の保養になって、たいへん良いものです。
投稿者 タリーズリ : 2008年10月21日 17:55
ダメな大人。
楽しい遊び場を見つけてしまいました。
こうやってダメな大人度に拍車がかかってゆくのでしょう。
ルノアルーンです、こんばんは。
先日、いつもどおり家で飲み過ぎ、
就寝前、角膜をもはがす勢いでコンタクトを取ったところ目を負傷。
(なんなら取らないで寝たほうがマシだったかも……)
翌日は仕方なく眼鏡で出社しましたら、
「あ、なんか、萌え」
とタリーズリに言われました。
さらに、
「それでアキバ歩いてみ。モテるぞ~」
と暴れん坊将軍にまで言われ、
日々純度の高いヲタクに近づいていることを改めて確信しました。
誰に謝ればいいのでしょうか。
そんなこんななアタシですが、
11月7日発売の文庫二冊をせっせと校了しとります。
「戦場のガールズライフ」吉川トリコ著と、
「小説 MAJOR 2 福岡編」土屋理敬著/満田拓也原作
の二冊です。
カバーもなかなかいい感じに仕上がり、満足度高し!
そして、「戦場のガールズライフ」は豊島ミホさんの解説もこれまたとっても良く、
豊島さんからの原稿を読んで泣きそうになりました。
どうぞお楽しみにっ☆
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月17日 21:51
WEBきらら更新まぢかです!
来週月曜日は、WEBきらら更新の日。
遅ればせながら、更新素材をすべて用意しました!
あとは担当のTさん、頼みましたね♪
メープル&ハニーです~みなさんこんばんわ~☆
きょうは「きらら11月号」の見本が
編集部にどっさり届きました!

かわいいリーフが今月の表紙です☆
タリーズリさんとふたり発送作業がんばりましたよ。
いったい何冊ぐらい梱包したのでしょう、
こわくて数えられませんでした。
この本誌の内容を踏まえて、
来週月曜日の更新になります。
中島京子さんや古川日出男さんのインタビューも、
WEBきららでご覧いただけますので、
お楽しみに~。
投稿者 シオールン : 2008年10月16日 20:02
きらりん
おなかがすいてへろへろです。思えば、最近一日一食だなあ。
こんばんわ、タリーズリです。
さきほどシオールンと毎月仕上げているきらりん通信を
販売担当さんに無事渡してきました~。
今月のおすすめ小説や文庫を取り上げているきらりん通信は、
ネームをシオールンと分担して書き、
タリーズリの手書きのネームも入れてシオールンがデザイン、
編集部で大量にプリントアウトして、二人で半分に折る……。
という、作業的には、とっても手づくり感溢れるのですが、
できあがったものは、なかなかきっちりすっきりしてるんですよ。
書店に届くきららの梱包に入れているため、
きらりん通信は書店員さんに向けた内容でつくっていますが、
いつかみなさんにも見ていただけたらなあと思っています。
今度JPEGデータにしたものをブログにアップしちゃおうかな。
今日がきらりん通信のリミットだったので、
おそらく明日か明後日に、きららが編集部に届くはず。
きららの発送をして、WEBきらら用の素材をデザイナーさんに送ると、
毎号のお仕事が1ターン回ったことになるのですが、
メープル、素材はもう送れたのかな?
投稿者 タリーズリ : 2008年10月15日 18:18
そろそろ腐臭。
作家さんに提案した、とあるキャラのとある台詞に、
自分で言いながら、萌えてしまいました……。
そろそろいろんな人に気味悪がられそうです。
ルノアルーンです、こんばんは。
今月は、嗚呼今月は、
来月も、嗚呼来月も、なんやか大変そうでげんなりします。
しかし頑張ります。
出ない本はないっ!
どうでもいいですが、
ぼちぼち新しいドラマが始まってますね~。
何点か初回を見逃してしまいましたが、
どうやら二話目からでもだいじょぶそうなお話だったので
今週から追っかけたいと思います。
というわけで、
ドラマレポは来週あたりからお送りします。
(べつに頼まれてないですが……)
では~。
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月14日 19:04
はじめてのおつかい
今週の目標としていた3連休まであと少しです。
お昼ごはんはタリーズリさんとパスタ食べました。
会社の近くで新しく見つけたお店だったのですが、
店内に流れるBGMが、ずっとキャンディーズでかなりポップでした。
メープル&ハニーですーみなさん、こんばんわ~☆
いま、あたしは11月刊予定の映画ノベライズ文庫の編集を、
お手伝いしているんですが、
きのうその原稿チェックのため、はじめて映画スタジオにお邪魔してきました。
ルノアルーン師匠やタリーズリさんも同行してくれず、
あたしひとりだったのでドキドキでした。
世田谷区にあるそのスタジオには、体育館みたいな建物がたくさんありました。
担当している作品はすでに撮影を終えているので、
残念ながら、撮影現場とか俳優さんのお姿とかは、
見られなかったのですが、やっぱりドキドキでした。
さらに!
打ち合わせを終えたあと、
「ちょうどこれからダビングするから観ていきますか?」
と監督さんにお声をかけていただき、もちろんあたしは即答。
作品のなかで、かなり重要なクライマックスシーンを拝見しちゃいました。
映画の仕上がりがとても楽しみです。
もちろんノベライズの編集もがんばっていきますよ~。
ではみなさん、よい週末を!
*おまけ写真*

スタジオのメインゲートにこれが!
ゴジラおたくのシオールンに見せたら、
めちゃくちゃ興奮してました。
投稿者 シオールン : 2008年10月10日 18:33
重版!
先日お久しぶりに会ったデザイナーさんに、
痩せたね、と言われたのですが、
たんに寝酒をやめたら、
むくみがとれてすっきりしただけです。
これを機に、明後日からお酒を控えようかなと
思っているタリーズリです、こんばんわ。
7月31日のブログでご紹介しました飯嶋和一さん『出星前夜』、
重版が決まりした!ありがとうございます☆
新聞・雑誌の書評欄でも、大反響をいただき、こちらも嬉しい。
引き続き、店頭で見かけた際は、よろしくお願いします!!
投稿者 タリーズリ : 2008年10月09日 17:44
秋ですねぇ
一昨日の深夜、
唐突に手が震えて字が書けなくなり、びびって急ぎ帰宅しました。
ルノアルーンです、こんばんは。
今のところ元気です。
γ-GTPとやらのせいで受けた再検査ですが、
先日届いた検査結果によると、数値が1しか下がってませんでした。
「再々検査っ!?」とウツになりかけたところ、
『経過を見守れ』とのこと。
どうやって見守るんだろ……。
ともあれ今月も頑張ります。
11月~12月はルノアルーン新刊ラッシュなうえ、
一昨年に刊行した、
吉川トリコさんの『戦場のガールズライフ』が文庫化するのですものっ!
ちなみに、文庫化にあたり、
南Q太さんの別のイラストを使用したデザインにしました☆
「きらら」連載時に掲載していたイラストを、うまーくコラージュしたのです。
近々こちらにもアップするのでお楽しみに!
では。
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月08日 18:50
仕事が次から次へ
陽が沈むのがすっかり早くなりましたね。
メープル&ハニーです、みなさんこんばんわ~☆
きのうタリーズリさんが
「次号きららをもろもろ校了しました!」と書いていました。
これは、きらら11月号のことですけど、
きょうシオールンが12月号ぶんの原稿を、
担当している作家さんからもういただいたようで喜んでました。
いちばん乗りの作家さんはいったい誰なのでしょう。
ひとつの仕事が終わる前に、
もう次の仕事がいくつも始まっています。
ひとまずの目標は、週末の3連休です。
投稿者 シオールン : 2008年10月07日 18:00
群青
さきほど次号きららをもろもろ校了しました!やった!!
嬉しさあまってランチに回転寿司を食べてきました。
タリーズリです、こんばんわ。
さてさて本誌で大人気だった連載、
宮木あや子さんの『群青』が発売になりました!

本作品は、長澤まさみさん主演の映画「群青」
(2009年全国公開予定)の原作小説です。
*あらすじ*****************************************
ピアニストの由起子は、
病気療養のために訪れた沖縄の離島で漁師の龍二に出会い、
恋に落ち、やがて娘・凉子を産んだ後、由起子は他界。
凉子は美しく成長し、
やがて幼なじみの漁師・一也と愛し合うようになるが、
一也は結婚に反対する龍二に自分を認めてもらうため、
漁師のプライドを賭けて深く海に潜り、帰らぬ人となってしまう。
(↑ここまでがきららで連載)
最愛の人を失った凉子はショックで心を病み、
島を訪れる男たちに夜な夜な抱かれるように――。
***********************************************
タリーズリ、『群青』の連載時はかな~り熟読、
毎号大興奮していましたが、
このあらすじの、最後の一文にはそうとうドキドキしましたよ!
さっそく単行本を読み終えたシオールンと、
『群青』の世界観を歌謡曲に喩えたら、なに?と言い合ってみると、
タリーズリ→アン・ルイス『WOMAN』
シオールン→ジュディ・オング『魅せられて』
と見事にばらばら。。
ルノアルーンがどんな選曲をするのか気になるところです。
すでに店頭に並んでいます。書店で見かけた際は、どうぞよろしくデス。
*追記*
週末は、スタバメの結婚式でした。
花嫁姿、とってもきれいでしたよ。
投稿者 タリーズリ : 2008年10月06日 17:44
「MAJOR」開幕!
なんだかふぬけてます。
ルノアルーンです、こんばんは。
最近担当したノベライズの見本誌が出来ました。

「小説 MAJOR 1 横浜編」土屋理敬・著/満田拓也・原作
12月13日公開の、劇場版アニメ「メジャー 友情の一球」に先がけ、
主人公吾郎の生い立ちから横浜でのリトルリーグ戦までを描いた、
劇場版へとつながるプレストーリーです。
発売日は10月7日!
子供から大人まで楽しめる作品に仕上がったので、
よろしくどうぞ☆
P.S 遅ればせながら、ドラマ『魔王』の最終回を観たところ、
平成のGパン刑事・生田くんが、腹から血を流してました。
ほんとにGパン刑事じゃん……。
投稿者 ルノアルーン : 2008年10月03日 18:29
限界まで読んでみる?
きのうから慌てて秋冬もののジャケットを羽織りはじめました。先週、編集部のみなさんや担当してる作家のみなさまに見逃してもらい(見逃してもらったと自分では信じ込み)、ちょっと遅めの夏休みをとらせていただき、休みが明けたら気がつけば10月、秋も深まる時季になっていることに焦っている(今年もあと3か月!まじ?)シオールンです。こないだ、隣で知人が読んでいた文庫本を、僕も途中からいっしょになってページを覗き込んで読んでみたことがありました。で、その知人が読み進めるスピードが僕なんかよりもすこぶる速くて、僕がやっと(見開き)右側のページを読み終わった頃には、左側のページを読み終えた知人が次のページをめくろうとするのです。「次のページいっていい?」みたいに驚くべきスピードです。……いい小説は、ゆっくりじっくり読みたいと思うのんびりやのシオールンですです。ただこの件、少し考えて愕然としたのは、僕が読み進めるスピードはその知人の半分になるということで、もっと言えば、僕が1冊読み終わったら、その知人は2冊、僕が100冊読んだら、その知人は200冊読破しているという計算になります(あくまで単純計算ですけどね)。そこから考察を深めますと、「一生で読める本の量の限界」みたいなものが誰にでも(僕にも知人にもそしてあなたにも)それぞれあるのではないか、そういった結論にもたどりついたちょっと遅めの夏休みでした。限界があるからこそ、限られた人生の限られた時間の中でいい作品にめぐり会いたいですね。
さて。
きょうはあなたの“人生許容冊数”の中にぜひ入れていただきたい1冊の紹介です!先月、気合いと愛情を込めて編集していたこの文庫本の見本がきょう編集部に届きました。

打海文三さんの『一九七二年のレイニー・ラウ』です。
オビの文句をご覧いただければわかるとおり、打海文三さんは一年前の2007年10月9日に永眠されました。『一九七二年のレイニー・ラウ』の単行本が刊行されてから今秋で2年、文庫化されたこの本を打海さん本人の手にとっていただけないのが、また改めて残念です。
打海文三さんには何度かお会いしたことがあります。初めてお会いしたのは、2年前この作品の単行本をお届けしたときのことです。単行本のときは、僕は直接編集にかかわらなかったのですが、打海さんに会える、ということで同行させてもらいました。黒い革ジャン姿の作家はとても渋くて、口数も少なく(あとからわかることですがとてもシャイな方だったようです)、男があこがれる恰好いい男のたたずまいみたいなものがありました。海が遠くまで見渡せるカフェラウンジのテーブルで、僕が運んできた単行本の見本を、作家は手にとり、何度も嬉しそうに眺め、コーヒーとタバコをゆっくり飲みながらぽつぽつと話をしてくださいました。初対面なので僕は非常に緊張していたことをよく憶えています。それから何度か食事をご一緒させていただいたりもしました。こう思い返していていま気づきましたが、打海さんとお会いするのはいつも晩秋~冬の季節でした。そうだと思います。真夏とかにお会いした記憶がありません。冷たい風が吹き抜ける場所からどこかあたたかいお店に入って、身体があたたまったところでやっと打海さんは黒い革ジャンを脱ぐ、いつもそんなふうにお会いしていた印象があります。
今回の文庫化に際し、僕は改めて(久しぶりに)『一九七二年のレイニー・ラウ』をゲラで再読し、何度も何度も唸らされました。本書には8篇の作品が収録されているのですが、どの作品にも思わずカッコイイ!と口走ってしまった場面があります。どうしてカッコイイのか、言葉で説明するのはむずかしいというか、ヤボになってしまいそうなので、今回は僕が唸り声をあげた会話シーンの中からいくつかを、ここにそのまま紹介しようと思います。
まずひとつ。表題作「一九七二年のレイニー・ラウ」の中から。16歳の慶子とその父親・佐伯の会話シーンです。
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「なんでも、わかるんだな」
慶子は椅子から立った。クローゼットのまえへいき、コートのボタンに手をかけて、佐伯の方へ振り向いた。
「ラヴストーリーって、とても保守的だから」
「想像がつくのか」
「どんな恋人も、すでに用意されている恋物語を生きることしかできないのよ」
佐伯はハーバー・ヴューへ視線を逃した。自分自身の愛の破局について、慶子はずっと語っているのだ、と思った。
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ではあともうひと場面だけ。「花におう日曜日」の中から。夫の借金とりたてに現れたやくざと、その夫の妻の会話シーンです。
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「奥さん、送っていくよ」
女が破顔して、助手席のドアをあけ、長い脚を折り畳んで乗り込んだ。
「駅でいいかい」男はベンツを出した。
「うん、駅でいい」
男はアクセルを踏み込んだ。
「煙草でも買いにきたの?」女が訊いた。
「やめたのさ」
「なにを」
「ぜんぶ。くだらねえよ」
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10月7日に書店に並びます。速読派の方にも僕みたいに速く読めない方にも、小説を愛するすべての読者のみなさまに読んでいただきたい1冊です。
ではまたです。
★勝手にトラックバック→ きらら通信08年3月号
投稿者 シオールン : 2008年10月01日 22:11

