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嵐は過ぎ去る。

[承前]「証拠隠滅(お片づけ)」を無事時間内にすませたシオールンです。で、カウンターでほっとひと息ついてるシオールンですです。でもマスターが店に来ません。〈5時にはお店行くから〉というメールを僕に寄越したくせにマスターが店にやって来ません。時刻は5時半になろうとしています。何度か電話してみましたが、聞こえてくるのは「電波の届かない場所か電源が入っていないため……」という知らない女性の声ばかりです。そんな声を聞いていると、外とは遮断されたこの店の狭い空間こそが、この世の圏外のようにも思えてきて、そこに10時間以上いる僕は、ロケットにひとり乗せられて真っ暗な宇宙空間に放り出されたような気分になります。でも、こんな妙な喩えをぼんやりとした頭で考えていても、頭の下のほうから「ぐぅ~」という音が聞こえてきます。そう言えば“オザキタイム”中、曲が終わるごとに(なぜだか)画面に消費カロリーが表示されてました。お腹も減るはずです。いろいろ考えた結果、僕はもう一度、携帯電話を手にとりました。確か番号を登録しといたはずです。通話ボタンを押し、そこで久しぶりにナマの人の声を聞くことになります。電話のむこうで元気な声が言いました、「はい、ピザーラです!」。で。この「いろいろ考えた結果」を話すとまた長くなりますので、今回もこのへんでやめときます。

さて。
6月15日です。
6月に入って初めての書き込みが、きょう15日になってしまったのは、はっきり言ってしまうとブログ書いてる時間がないくらいバタバタと忙しかったからで、思い返してみると、今月に入って帰宅時間が、日付が変わる前だったことはきょうまで一度もなく(まじで)、そんなことに気づくと余計に目眩がしてきて、そりゃ“けっこん”とか“嫁さがし”とか“コクる”とか考えてる場合じゃねーよな(まじで)、とあらためて実感してしまう6月前半でした。ともかく、ブログを(何やかんや言いながら)書きつないでくれたメープル&ハニーには深く感謝です。
いま7月6日発売の文庫本の編集を2冊かかえていまして、きょうはその2冊分の諸々の作業が一気に押し寄せた(嵐のような)1日でした。で、こうしてブログを書いているということは、それなりに嵐が過ぎ去ったことになります。
それがどんな嵐だったか、かいつまんできょうは書いてみます。
では一気にいきますよっ。
まず文庫本A(こちらは書き下ろし長編小説)のカバーと帯の色校(再校)が届き、これをじっくり確認して校了します、で編集長にも見てもらい確認のハンコをもらおうとしていると、文庫本B(こちらは珠玉のエッセイ集)の著者から、FAXで送っておいたカバーそでに入る著者プロフィールとカバー裏に入る本の紹介文を確認したという連絡が入り、するとそこへ文庫本Aの本文(つまり本の中身です)の青焼き(本刷り直前の状態)が印刷所からドバッと届き、それを校正さんにお渡ししようと電話で連絡していると、今度は文庫本Bのカバーと帯の色校(初校)がさっきとは別の印刷所から送られてきて、ということはそれをデザイナーさんに見てもらわなきゃとまた電話で連絡しているところで、文庫本Bの本文(つまり本の中身です)の入稿(つまり印刷所に送る)データが準備できましたという連絡も入り、その出力見本に間違えがないか大テーブルで確認したあと自分の机に戻ってみると、机上にはハンコの押された文庫本Aのカバーと帯の色校(再校)が置かれていていて、それを急いでまとめて印刷所に戻し、息つく暇もなくさきほど電話した校正さんが編集部に現れて文庫本Aの青焼きをお渡しし、「最後の確認なんでさらに念入りに」とお願いしたあとで、データの準備ができたばかりの文庫本Bの本文(つまり本の中身です)をさっきとはまたまた別の印刷所に入稿し、そこのご担当の方に電話して「いま入れたんで、くれぐれもよろしく」とまたお願いしたところで、文庫本Bのデザイナーさんをお待たせてしていることを思い出して、急いで地下鉄に飛び乗り事務所にお邪魔してカバーと帯の色校(初校)をじっくり確認してもらい、それを持ってダッシュで帰社して文庫本Bの著者に確認していただいたプロフィールとカバー裏に入る本の紹介文をカバーの色校に赤入れして反映させ、それが終わってから最初に届いた文庫本Aの青焼きを念を入れて読んでいると、4時間ほど前に入稿した文庫本Bの印刷所の担当者(@工場)から「このデータで、99%問題なく印刷進められそうです」という確認の電話があったのが深夜11時すぎ、残りの1%は何なんだ(保険か?)という僕の疑問を残したまま、きょう1日の(二重らせん構造みたいな)嵐はひと段落しました。
もちろん、この嵐の狭間でやらなきゃいけないことは他にもいろいろありまして、再来月8月刊のノベライズ文庫本のほうももう作業がはじまっていますし、数か月前から着々と準備を進めていた来る6月20日の「WEBきらら」リニューアルのほうも最後の追い込みに差しかかっています。

ああ、ブログ書いてるうちに日付が変わってしまった……。
それではまた。お疲れさまでした。

【おまけ】
いちごが好きです.jpg
これも一応、「東京夜景シリーズ」とさせていただきます。
第3弾でしょうか。
ある週末の深夜、目の前に並んだ至福です。
琥珀の液体は……えっと何て名前だったか忘れました。
カタカナに弱いシオールンでした。

投稿者 シオールン : 2007年06月16日 00:57