いま編集部は静かです。
「じゃあ、あとは任せたね、探さないでね」
ピンクのトレンチコートを羽織ったタリーズリが、たったいまそんなことばを残して会社を出て行きました。
「任せたね」というのはこのブログのことで、順番からいけばきょうはタリーズリが(たぶん)書くはずなんですが、壁にある時計の針にちらりと目をやりながら「ああ、もうブログ当番忘れてた~」とか、マフラーをぐるぐると首に巻きながら「ああ、もうPCシャットダウンしちゃったよ~」とか、鞄にメモ帳と携帯電話をさっとしまいながら「ああ、もうどうしよ~」とか、次から次へとタリーズリのひとり言が僕の目の前まであふれ出てきて、で、最終的にはパタンとノートパソコンを閉じたとこで冒頭のことばにつながるわけです。
何かたいせつな約束(打ち合わせ?)でもあるのでしょうかね。
そういうわけで、(今夜たいした約束も予定もない)僕がこうして書き込んでいる次第です。はじめは、タリーズリの文体などを真似て、さもタリーズリが書いたようにしてみようかとも思いましたが、悪戯ごころにしてもそんなことをしているとまた、ああでもないこうでもないと自らの首を絞めることになりそうですし、僕の性格も疑われそうなんで思いとどまりました。
「性格が疑われる」で思い出しました。いきなりですが、ゆうべの帰り道まで話はさかのぼります。
会社の近くにある地下鉄のプラットホームを歩いていると、僕より少し前に会社を出たサンまる子と偶然会いました。お疲れさまです、とお互いことばを交わしたあと、僕はわざとらしく笑顔を作って(棒読みな感じで)言いました。
「サンまる子を追いかけてきたんだよお」
もちろん冗談です。たまたま駅でいっしょになっただけなんですが、僕はこういう冗談を(ゆうべみたいに疲れた夜なんかに)平気で言ってしまう性格なのです。人生にはユーモアも必要です。でも、サンまる子はそれを真に受けたのか、眉間に皺を寄せて僕に言い放ったのです。
「もう! ぜったいにそんなことやめてください!」
疑いを晴らすのが大変でした。
そんなサンまる子も、今夜は(僕がこのブログを書いているうちに)「じゃ、神楽坂現地集合で」と元気な声で言って受話器を置き、颯爽と打ち合わせ会場へむかって行きました。
そしてルノアルーン隊長もまた(僕がこのブログを書いているうちに)、ある作家さんとともに編集部に現われ、僕にその作家さんを紹介してくれたかと思うと、おふたりで打ち合わせ会場まで急いで行ってしまいました。
きのうから2月に入ったということで、僕はいまあらためて今年のカレンダーを眺めています。
机の前に貼った1年分のカレンダーに朱色で印刷された祭日のほとんどが、連休になっていることに気づきます。週の真ん中にある祭日は、来月21日の春分の日だけです。あとはすべて週末にかかっています。いまさら気づきましたが、今年は(も?)連休イヤーみたいです。そのカレンダーをしばらく眺めながら、なぜだか僕は憂鬱な気分になってきました。
きょうはずっと、ある映画の脚本をじっくり読んでいます。東京は夕日がとても綺麗でした。いま編集部は静かです。
みなさま良い週末を!
【おまけ】

ある建物の中でみつけました。
こういうのに遭遇すると無性に煙草吸いたくなるのは僕だけでしょうかね。
もちろんマナーは守っておりますです。
投稿者 シオールン : 2007年02月02日 21:25

