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ある映画と小説について
ちょっと前の話から今日は書きます。
昨年11月7日のことです。確か月曜日だったと思います。
その日は私用があって少し早く会社を出ました。公開されたばかりの映画を観る約束をしていたのです。
会社から、20時過ぎスタートのレイトショーをやっているお台場の映画館に向かいます。
実は、その映画に関わる小説の編集を僕も手伝っていたのですが、試写会とかにも行かないまま全くのプライベートで(言うまでもなくチケットを買って)映画館の席に着いたのです。あとから気づきましたが、映画館でこうして映画を観るのは久しぶりのことでした。それだけその作品を観るのが楽しみだったんだと思います。
その夜、僕らが観た、観てとてもあたたかい気持ちになれた映画が、先日、第29回日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を獲得しました。
映画のタイトルは「ALWAYS 三丁目の夕日」。
東京タワーが建設された昭和33年の小さな下町を舞台に、物語は描かれています。
原作は現在も「ビッグコミックオリジナル」で好評連載中の超ロングセラーコミック『三丁目の夕日』です。西岸良平さんのあたたかみあるタッチが、読者をホッとさせるように僕には思えます。
それから、僕が編集を手伝った小説というのがコレ→ ドンっ!!
小学館文庫『ALWAYS 三丁目の夕日』。
横溝正史賞優秀賞を受賞しデビューされた作家・山本甲士さんが、「三丁目」の世界を見事に小説で表現してくださいました。
カバーの裏にはこうあります「暮れなずむ下町の夕空に、時代を超えてやさしく降り注ぐ十二篇の心なごむ流星たち」と。
原作の世界のノベライズですので、映画にはないエピソードが満載です。あの名作映画を観る前にも、観た後にも楽しめる小説です。
その夜、映画館を出ると、外はお台場の冷たい風が吹いていました。
レインボーブリッジの向こうに光る東京タワーを眺めながら、僕らはあたたかな気持ちのまま帰路につきました。
【追記】
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は6月9日にDVD&ビデオが発売されるとか!
投稿者 シオールン : 2006年03月09日 22:30

